ムラサキシキブ・・・日本にも自生する落葉性の低木で、秋に紫色の光沢のある実をつけます。実つきも良好なことから庭木としてよく植栽されています。実際に植えられているのは近縁種のコムラサキであることが多く、実の色はこちらが美しいです。

日当たり・・・半日陰でも育ちますが、日当たりの良い所で育てるとたくさん実がつきます。

用土・・・腐葉土など有機質の入った土が適しています。鉢植えは赤玉土６：腐葉土４の割合で混ぜた土を使用します。

水やり・・・湿り気のある土地を好みます。表面の土が乾いたらたっぷり水をやります。夏場は乾きやすくなるので注意しましょう。

肥料・・・肥料は特に必要ありませんが、冬に油かすを株元に施すと春からの生育がよくなります。鉢植えは落葉期の冬と、花が咲く前の春、実が色づく秋の年3回、ゆっくりと効く化成肥料を適量、株元にばらまきます。

植え替え・・・鉢植えの場合、生育が旺盛ですぐに根詰まりしてしまいますので、１年に１回、一回り大きな鉢に植え替えます。

剪定・・・基本的には自然な樹形を楽しみますが、枝が混みあってきたら不要な枝は根元から切るようにします。ムラサキシキブは新梢の先にしか花が咲きませんので、春から秋にかけては剪定は控え落葉期に剪定します。

かかりやすい病害虫・・・毛虫やカイガラムシが発生します。カイガラムシは見つけ次第歯ブラシなどでこすり落とします。