白の外壁にシンプルな外観のたつの市T様邸。
「人が立ち止まる様な外構。夜のライトアップなど陰影を大切にしたい。」
という強いご要望を受けプランニングに望みました。
門廻りですが道路との距離も短く高低差もあり、変化をつける意味でも２つの壁をかわすように玄関へと続いていきます。
その塀は建物の前後の高さの異なった外観をイメージしてプランニングしました。
フロント部分の落葉樹の足元にはスポットライトを設け夜の主役としてその存在感を出します。
固めるといったハードな部分が多い中、芝生面や草花の緑＋木製ベンチでフロントガーデンとしても楽しめます。
車庫スペースは縦列に１台サブでの車庫スペースが必要でしたので２本足のマイポートワイドを使用し、
全面部分に柱がなくすっきりとした仕上がりになりました。
裏のプライベートガーデンではウッドデッキをL型で設置し家の中からの繋がりを持たせ、
隣地境界際にはエバーアートウッドでH２５００の目隠しフェンスを設け庭での過ごしやすさ＋意匠性を重視した仕上がりになりました。
シンプルな色目の中に木調＋緑を取り入れることでよりお互いが引き立つことでしょう。
Planning:Kajiwara
四国化成：快適空間コンテスト2007　シコク大賞　受賞

夜のライトアップで昼間とは違った表情になります

全景。
前後した門袖壁は建物にリンクしています

L字型設けたウッドデッキ。 2箇所の掃き出し窓から繋がりを持たせています。

門廻りは塀を前後させ＋スリットフェンスを設け単調にならない様にしました。玄関ポーチまで高低差がありましたので、ステップをアール状にとり使いやすさの中に少しの遊び心を取り入れました。車庫スペースは、通常の設計GLからでの勾配では少しきつかったので、レンガで花壇をとり勾配を緩やかにしました。

アースカラーのＭ様邸　ポイントはパーゴラ下の木製ベンチです。ナチュラルな感じの木製フェンス。シンボルツリーのトネリコ。建物とのトータルデザインです。

門周り全景。

アーバンスタイルの建物を意識したエクステリア・ガーデンを心がけデザインしました。家の顔である門柱には黒い塗り壁で仕上げた塀。その間にはガラス（強化ガラス）を設けました。表札、ポストも嫌味なくマッチしています。門柱の後ろに見えるホワイトレンガ花壇＋シンボルツリー（ユッカ）はガラス越しに見せることにより都会のショーウィンドーをイメージしました。アプローチはシャープさを強調する様に中心に黒のタイルを貼り、玄関扉のクロスのラインへと続いていきます。土間部分の縁取りを黄褐色の化粧砂利を使用することでドライな印象さえ与えてくれます。ライトアップされた夜の表情はつい見とれてしまいそうです。

建物とのトータルバランス

夜には神秘的な表情に変わります。