建物が和の雰囲気がありましたので、素材、色目と落ち着いた感じでプランニングしました。
門袖壁より後ろをプライベート空間として確保しました。
木目調アーチでボリュームを出し、見る角度によって楽しみ方が変わります。
南側から見ると、奥にある植栽の額縁効果があり奥行き感があります。

現地調査に行った際に思わず「青空に白の建物がかっこいい！」と感じました。
建物がスクエアな外観だったため、シンプルに考えようとプランニングしました。
駐車スペースを３台分確保しないといけなかったので、門周りと南側の境界部分が見せ場となります。
「青空に白」に美しさを感じ、門周りも白の吹付け壁に青、水色系のモザイクタイルを一面に張れば個性的になると考えました。

南側のブロック＋フェンスも建物デザインに合わせています。

建物正面は道路との幅が１．５ｍ程しかなく、限られたスペースで建物との調和、引き立たせることが出来るかがテーマでもありました。
玄関前に門塀、さらにプラスGでパーゴラアーチを付け建物とのボリュームのバランスも取っています。
建物中心に３．０ｍを超えるシンボルツリーを配置し見た目の安定感を計り、それを中心にデザインウォール＋植栽などで華やかにしています。
デザインウォールは建物との距離が狭く高く設けると、圧迫感がありますのであくまでシンボルツリーを引き立たせる役目として考えました。
左側、リビング前の掃きだし窓前には、当初ココマ等で仕切るプランもありましたが、将来的なことも考慮しパーキングスペースとして活用することとなりました。

敷地角からの視線を建物が一番映えるポイントとして全体をプランしました。
L字の２F木目調バルコニーが、建物の広がりを見せるのに、門周りの壁もそのイメージを持たせました。
門周りのイメージは緑、ベンチを取り入れた庭要素を取り込み、玄関に向かうほど期待感があるプランとなっています。