新築のI様邸。ご要望は・・・
①シンプルでも建物がよく映えるエクステリア
②駐車スペースは2台分
③家族や友人とバーベキューを楽しめるスペースが欲しい
④自転車4台分を置く屋根付きのスペース
・・・とのことでした。
I様と話していくうちに思い浮かんだコトバが「北欧」でした。
おうちの中を見せていただいたときの家具や建具などが落ち着いた木目調で、シンプルな中にも「大人の気品」さえ感じました。
そのため、あまり多くの色や素材を使わず出来るだけ「本物」を使い、駐車スペースを確保するため固めることが多くなってしまいがちな前面部分も出来るだけ「土」で残すよう心がけました。
北欧から連想したのは「木」と「国旗」
フィンランドボビという商品名のポストにちなんで、前面のアクセントにタイルでフィンランド国旗のブルーのラインを入れました。
もちろんポストは「BOBI」
床面のブルーのタイルが門柱のモザイクタイルのラインと通るように仕上げています。
床面のブルーのタイルは３００角のモノをカットしたので、目地の収まりなどにとても苦労しました。
燻しの少ない黒レンガのベンチ台にセメント目地ではなく、アイボリー色の目地を入れたり、モザイクタイルの色の配合（バランス）にもこだわったり、リビングのソファーから眺める先にシンボルツリーを植えたり、駐車スペースの中にも出来るだけ「庭」の要素を取り入れたかったのでベンチを作ったり、芝を植えたりしました。
シンプルなデザインの中にも小さなこだわりがたくさん詰まっています。
日曜大工の得意なご主人手作りのサポート柱の受け金具のふたもいい感じです。
記念に入れた土間のお花の模様もご主人が丁寧にカットされた逸品です。
Pｌanning：onaka

右側からみた門まわり全景

門まわり正面。
床面のクロスと門柱のクロスが美しい。
メロンイエロー色とプリムローズ色のポールが良いコントラストに。

テーマカラーのイエローの立水栓。